梅雨や真冬の家族旅行は、屋内で身体を動かせる場所のある宿を選ぶと一日が楽になる。今回は温泉宿のうち、屋内温水プールを併設し、3 歳以上が浮き輪で遊べる深さと、おむつ取れ後の幼児プールが分かれている宿を中心に 5 軒を比較した。プール営業時間、温泉の最終入浴時刻、タオル貸出の有無、そして 1 泊 2 食付き 4 人で 6 万円前後を狙えるか、という現実的な軸で並べている。

# ホテル エリア Score 客室 4人目安 プール
1 鬼怒川温泉ホテル 日光市・鬼怒川温泉 94 162 ¥55–¥70k 屋内温水プール / 幼児プール(分離)
2 日光きぬ川ホテル三日月 日光市・鬼怒川温泉 92 259 ¥80–¥110k 屋内温水プール / ウォータースライダー
3 ホテルニューアワジ 洲本市・洲本温泉 92 117 ¥90–¥130k 屋内温水プール / 温泉大浴場
4 ホテルエピナール那須 那須町・那須高原 89 310 ¥55–¥85k 25m 屋内温水プール / 幼児プール(30cm + 60cm 分離)
5 ホテルサンバレー那須 那須町・那須温泉 89 298 ¥45–¥70k 温泉プール(湯遊天国) / 10種の屋内温水プール

※ 4 人目安は 1 泊 2 食付き・4 名 1 室利用相当(公開販売価格の集計に基づく参考値、実際の予約料金とは異なります)。

1. 鬼怒川温泉ホテル — 日光市・鬼怒川温泉

鬼怒川を見下ろす12mの室内温水プールと、直径2.5mの幼児プールを分けて運営。2食付きで4人6万円台に収まる宿として、編集部が真っ先に挙げる一軒。

Media Picks Score: 94 / 100  162室、温泉宿。

目安価格 ¥55,000–¥70,000 / 泊 (1泊2食付・4名1室相当)


鬼怒川温泉ホテル — 日光市・鬼怒川温泉・屋内温水プールのある温泉宿
PHOTO: 鬼怒川温泉ホテル — 公式サイトを見る →

なぜ選ばれるか

室内温水プールが12m×1.2m、別に直径2.5m・水深60cmの幼児プールを分離している点が大きい。3歳前後の子どもを浮き輪で遊ばせる横で、未就学児は浅いプールに区切ることができる。冬季・春休み・GW・夏休みの長期休暇に合わせて15時から19時で営業し、宿泊者は追加料金なしで利用できる。鬼怒川を望む大浴場との動線も短く、プール後に温泉、その後夕食という流れが組みやすい。

集約レビューの傾向

集約レビューの傾向では、家族でのプール利用しやすさへの言及が目立つ。子ども連れの感想に「プールと温泉がセットで滞在の組み立てが楽」「幼児プールが別なので安心」といった内容が多く、夕食バイキングのキッズメニュー充実も繰り返し挙がる。一方、長期休暇に集中するため週末の混雑、館内移動の動線が長い点への指摘もある。

向く人 / 向かない人

  • 向く: 3〜6歳の子と浮き輪で遊びたい家族、長期休暇に温泉とプールを1泊で組みたい4人家族、夕食バイキングを選びたい層
  • 向かない: 土日祝の混雑を避けたい少人数旅、平日の静けさを重視する大人だけの旅、館内移動を最小化したい高齢者連れ

具体情報

  • 最寄り駅: 東武鬼怒川温泉駅から徒歩 13 分(送迎バス 5 分)
  • 客室サイズ: 和室 10畳〜、和洋室 36〜45 ㎡
  • チェックイン: 15:00〜 / アウト 〜10:00
  • プール営業: 春休み・GW・夏休み・冬季の長期休暇に 15:00〜19:00
  • プール水深: メイン 1.2m × 約12m / 幼児プール 直径 2.5m・水深 60cm
  • タオル: 宿泊者用タオル貸出あり
  • 食事: 夕朝食バイキング(キッズメニュー・アレルギー相談あり)


2. 日光きぬ川ホテル三日月 — 日光市・鬼怒川温泉

ガーデンスパは外周約100mの流れるプール、ウォータースライダー、ジャグジーを擁する屋内型水遊び施設。雨でも雪でも、ここ一つで半日は持つ。

Media Picks Score: 92 / 100  259室、温泉宿。

目安価格 ¥80,000–¥110,000 / 泊 (1泊2食付・4名1室相当)


日光きぬ川ホテル三日月 — 日光市・鬼怒川温泉・屋内温水プールのある温泉宿
PHOTO: 日光きぬ川ホテル三日月 — 公式サイトを見る →

なぜ選ばれるか

鬼怒川温泉エリアで屋内プール規模が最も大きい一軒。外周約100mの流れるプール、屋内ウォータースライダー(身長120cm以上)、滝、ジャグジーが揃い、ガラス張りで自然光が入る構造のため屋内施設にしては圧迫感がない。3歳の子どもは浮き輪で流れに乗せ、上の子はスライダーへ、と兄弟で年齢差があっても遊び分けができる点が、家族旅の組み立てやすさにつながる。

集約レビューの傾向

集約レビューの傾向は、プール規模と滞在の長さに対する満足の声が中心。家族客の感想として「子どもが飽きない」「チェックアウト翌日の昼まで使える点が大きい」が多く、温泉施設「江戸風呂」を一緒に楽しんだ親の感想も多い。一方、繁忙期のバイキング会場混雑、客室棟からプールまでの距離を挙げる声もある。

向く人 / 向かない人

  • 向く: 兄弟(年齢差あり)で別々の遊びをさせたい家族、雨や雪で外に出られない日の旅程、夕方から翌昼までしっかりプール時間を取りたい家族
  • 向かない: プールより温泉を中心にしたい大人寄りの家族、館内が広く歩き回ることに疲労を感じる高齢者連れ、小規模な静かな宿を望む層

具体情報

  • 最寄り駅: 東武鬼怒川温泉駅から徒歩 12 分(送迎あり)
  • 客室サイズ: 和室 8〜12畳、和洋室・特別室あり
  • チェックイン: 15:00〜 / アウト 〜10:00
  • ガーデンスパ営業: 10:00〜17:00(屋内通年)/ 屋上プール 7〜8月のみ
  • プール水深: メイン約 1m / スライダーは身長 120cm 以上
  • タオル: 受付でバスタオル人数分配布、脱衣場にも常備
  • 食事: 夕朝食バイキング(キッズスペースあり)


3. ホテルニューアワジ — 洲本市・洲本温泉

関西から渡る淡路島側の選択肢。水深 90cm のコンパクトな屋内温水プールを一年中、水温 31℃ の設定で運営する。

Media Picks Score: 92 / 100  117室、温泉宿。

目安価格 ¥90,000–¥130,000 / 泊 (1泊2食付・4名1室相当)


ホテルニューアワジ — 洲本市・洲本温泉・屋内温水プールのある温泉宿
PHOTO: ホテルニューアワジ — 公式サイトを見る →

なぜ選ばれるか

関東圏に偏りがちな屋内プール宿の中で、関西からアクセスしやすい選択肢として推せる一軒。水深 90cm の屋内温水プールは年中無休、水温 31℃ で身体が冷えにくく、未就学児が浮き輪で遊ぶには適した深さ。プールサイドにはセパレートラウンジとジャグジーがあり、子どもがプールに入っている間、片方の親がジャグジーで休むという滞在の組み立てができる。

集約レビューの傾向

集約レビューでは、洲本温泉の泉質、海を望む大浴場、夕食の海鮮への評価が中心で、プールについては「想像より小さいが子どもが遊ぶには十分」「水温が高めで真冬でも入れる」といった実用情報が繰り返し挙がる。家族客の感想として、客室の海側ビューと夕食の品数を肯定する声が多い一方、館内動線で階段が多い点への指摘がある。

向く人 / 向かない人

  • 向く: 関西発・四国発の家族旅、未就学児中心の家族(水深 90cm が適切)、海と温泉と屋内プールを 1 泊で組みたい層
  • 向かない: 本格的に泳ぎたい小学校高学年以上(プール規模が小さい)、館内段差が苦手な世代、関東発で移動時間を抑えたい家族

具体情報

  • アクセス: 神戸淡路鳴門道・洲本IC から車 10 分
  • 客室サイズ: 和室 12.5畳〜、和洋室・特別室あり
  • チェックイン: 15:00〜 / アウト 〜11:00
  • プール営業: 通年 13:00〜チェックアウトまで(宿泊者無料)
  • プール水深: 90cm(コンパクトサイズ・水温 31℃)
  • 食事: 夕朝食ともに会食場(個室相談可)


4. ホテルエピナール那須 — 那須町・那須高原

25m 屋内温水プールに加え、水深 30cm と 60cm の幼児プールを分けて配置。浮き輪持ち込み可、タオルも宿泊者用に用意される。

Media Picks Score: 89 / 100  310室、温泉宿。

目安価格 ¥55,000–¥85,000 / 泊 (1泊2食付・4名1室相当)


ホテルエピナール那須 — 那須町・那須高原・屋内温水プールのある温泉宿
PHOTO: ホテルエピナール那須 — 公式サイトを見る →

なぜ選ばれるか

今回比較した宿の中で、3歳前後の子ども向けの設計が最もきめ細かい。屋内温水プールは 25m メイン、加えて水深 30cm と 60cm の幼児プールが別に区切られている。30cm は「おむつ取れ後すぐ」の幼児が立って遊べる深さ、60cm は「浮き輪で泳ぎ始める」3〜5歳に合う深さで、子どもの成長段階に合わせて遊び場を選べる。浮き輪の持ち込みも明示的に許可されており、バスタオル・フェイスタオルは宿泊者プランに含まれる。

集約レビューの傾向

集約レビューの傾向は、ファミリー目的での総合的な使い勝手への言及が中心。「子どもの年齢で遊ぶプールを変えられる」「タオルが用意されているのでプールバッグが軽くなる」といった親目線の実用評価が多い。一方、客室の世代差(古い棟と新しい棟がある)、繁忙期のバイキング待ち時間への指摘もある。

向く人 / 向かない人

  • 向く: おむつ取れ後すぐ〜未就学児中心の家族、荷物を増やしたくない 2泊以上の旅、年齢差のある兄弟で遊び分けたい家族
  • 向かない: 小規模で静かな宿を望む大人寄りの家族、客室の新旧差を気にする層

具体情報

  • 最寄り駅: JR 那須塩原駅から無料送迎バス 50 分(要予約)
  • 客室サイズ: 和室・洋室・和洋室 30〜70 ㎡(棟により異なる)
  • チェックイン: 15:00〜 / アウト 〜11:00
  • プール営業: チェックイン日 12:00 〜 アウト日 15:00(通年)
  • プール水深: メイン 25m / 幼児プール 30cm + 60cm の 2 段階
  • タオル: 宿泊者用バスタオル・フェイスタオル付き
  • 浮き輪: 持ち込み可・売店でも販売


5. ホテルサンバレー那須 — 那須町・那須温泉

温泉プール「アクアヴィーナス」を含む 10 種の温水プールが屋内に揃い、水着用おむつ着用なら未就学児も入れる。4 人 5 万円台から狙える価格帯。

Media Picks Score: 89 / 100  298室、温泉宿。

目安価格 ¥45,000–¥70,000 / 泊 (1泊2食付・4名1室相当)


ホテルサンバレー那須 — 那須町・那須温泉・屋内温水プールのある温泉宿
PHOTO: ホテルサンバレー那須 — 公式サイトを見る →

なぜ選ばれるか

屋内に「湯遊天国」「アクアヴィーナス」など 10 種類の温水プール・温泉プールがまとまっている点が他にない特徴。水温は平均 30℃、リクライニング型・ジェットバス型・パワーバス型などタイプが分かれ、子どもは浅瀬で遊び、親は隣のジェットバスで休む、という分担が施設内で完結する。水着用おむつを着用すれば未就学児(おむつ取れ前を含む)も入れるため、下の子が小さい兄弟連れに向く。

集約レビューの傾向

集約レビューでは、プール群の多さと年中営業への満足の声が多い。家族客の感想として「10 種類あるので飽きない」「下の子もまだおむつなので水着オムツで入れて助かった」が代表的。一方で、施設の経年や夕食バイキングの混雑への指摘もあり、客室棟の選び方で印象が変わる傾向が見える。

向く人 / 向かない人

  • 向く: おむつ取れ前の下の子がいる兄弟連れ、温泉プール(水着で楽しむ温泉)に興味がある家族、4 人 6 万円以下に収めたい予算重視の旅
  • 向かない: 本格的なスイミング目的(25m プール等が欲しい層)、新築・新装の宿を選びたい層

具体情報

  • 最寄り駅: JR 那須塩原駅から無料送迎バス 60 分(要予約)
  • 客室サイズ: 和室・洋室・和洋室、棟により異なる
  • チェックイン: 15:00〜 / アウト 〜11:00
  • プール営業: 湯遊天国・アクアヴィーナス(屋内)は通年営業
  • プール特徴: 10 種の温水プール・温泉プール、水温平均 30℃
  • 水着用おむつ: 着用すればおむつ取れ前の子も利用可
  • 食事: 夕朝食バイキング(キッズコーナー)


よくある質問

Q. 屋内温水プールがある温泉宿に、何歳から泊まれますか?

A. 多くの宿は乳幼児からの宿泊が可能で、添い寝対応や子ども料金が設定されている。屋内プールに入れる年齢は宿により差があり、3 歳以上で浮き輪利用可、未就学児は親同伴必須、というのが標準。今回紹介したホテルサンバレー那須は水着用おむつ着用ならおむつ取れ前の幼児も入れるため、下の子が 0〜2 歳の家族で実用的な選択肢になる。

Q. プールでタオルは借りられますか?

A. 宿により扱いが分かれる。ホテルエピナール那須は宿泊者プランにバスタオル・フェイスタオルが含まれ、日光きぬ川ホテル三日月もガーデンスパ受付で人数分のバスタオルを配布する。鬼怒川温泉ホテルは宿泊者用タオル貸出あり。ホテルニューアワジは宿泊者無料利用に含む。事前にプール用タオルだけ別途持参か、客室タオルを使えるかを確認しておくと荷物が減る。

Q. 浮き輪は持ち込めますか?

A. ホテルエピナール那須は浮き輪の持ち込みが明示的に許可されており、売店でも販売がある。他の宿も大型でなければ持ち込み可のところが多いが、ウォータースライダーなど特定の遊具エリアは禁止になる場合がある。事前に各宿のプール案内ページで確認するのが安全。

Q. プールに入った後、温泉の最終入浴は何時までですか?

A. 紹介した宿はいずれも 23 時前後まで大浴場が利用できる構成で、プール(15:00〜19:00 営業の鬼怒川温泉ホテルなど)の後に温泉、夕食、もう一度温泉、という流れが組める。プールで体力を使った子どもを夕食前に温泉で温める、というシナリオに合う時間配分になっている。

Q. 1 泊 2 食付き 4 人で 6 万円前後に収めるには?

A. 平日宿泊、繁忙期(夏休み・年末年始・GW)を外す、和洋室を選ぶ、というのが基本。鬼怒川温泉ホテルとホテルサンバレー那須は通常期の平日であれば 4 名 1 室で 5〜6 万円台の枠が確保しやすい。ホテルエピナール那須も同様の価格帯に収まる週があり、ホテルニューアワジは関西発の交通費を含めても比較しやすい。長期休暇に行く場合は予算 8〜11 万円を想定するのが現実的。

本記事の参考情報

ホテルエピナール那須・屋内温水プール公式ページ — プール水深・タオル・浮き輪の扱い
鬼怒川温泉ホテル・室内温水プール公式ページ — 営業日・プール水深
日光きぬ川ホテル三日月・ガーデンスパ公式ページ — 屋内施設詳細
ホテルニューアワジ・館内施設公式ページ — 屋内温水プール仕様

編集部から

5 軒に共通するのは、屋内温水プールと温泉を一つの建物の中で順に体験できる動線設計。雨や雪、真夏の炎天下のように外で遊びにくい日でも、子どもが「やることがない」状態にならないことが、家族旅行の満足度を大きく左右する。プールの水深と区切り方、タオルや浮き輪の扱い、そして 4 人で泊まったときの現実的な価格、というシンプルな軸で見ると選びやすい。次は「キッズメニューが本格的なバイキング温泉宿」の比較も予定している。

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