大分・くじゅう連山と久住高原で、子どもと一緒にゆっくり温泉に浸かれる家族向けの宿を 4 軒選んだ。標高1,000m前後の高原は夏でも夜が涼しく、避暑をかねた旅に向く。段差や子ども料金、貸切風呂の有無といった親が気になる実務面と、源泉かけ流しや展望露天といった大人の楽しみの両方を見て、未就学児から小学生を連れた家族が動きやすい 4 軒に絞っている。
| # | 宿 | エリア | Score | 客室 | 目安価格 | 1行特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 九重星生ホテル | 玖珠郡九重町 | 93 | 54 | ¥59–¥73k | くじゅう連山の展望露天と16の湯舟 |
| 2 | 筋湯温泉 九重 悠々亭 | 玖珠郡九重町 | 90 | 76 | ¥26–¥37k | 日本一の打たせ湯・76室で人数に対応 |
| 3 | 久住高原コテージ | 竹田市 | 89 | 85 | ¥27–¥31k | 独立コテージで家族だけの時間 |
| 4 | 天空の大地 久住高原ホテル | 竹田市 | 86 | 51 | ¥23–¥31k | 源泉かけ流しの硫黄泉と高原の星空 |
※ 目安価格は公開販売価格の集計に基づく参考値で、実際の予約料金とは異なります。1泊2名利用時の1室あたり料金(税込)です。
1. 九重星生ホテル — 大分県玖珠郡九重町
くじゅう連山を正面に望む展望露天「山恵の湯」。4種の源泉を16の湯舟で湯めぐりでき、家族で温泉三昧の一泊が組める一軒。
Media Picks Score: 93 / 100 54室、温泉ホテル。
目安価格 ¥59,000–¥73,000 / 泊 (2名1室・通常期)

なぜ選ばれるか
標高1,000mを超える国立公園の只中に建ち、館内のどの湯からもくじゅう連山が見渡せる立地が最大の魅力。家族で湯めぐりを楽しみたいなら、4種の源泉を16の湯舟で味わえる規模はこのエリアで群を抜く。東館の和室は本間10畳に次間3畳と広縁が付き、子どもが2人いても布団を並べてゆとりがある。標高が高いぶん夏でも夜は涼しく、避暑をかねた家族旅行の拠点として選びやすい。
集約レビューの傾向
公開レビューデータを集計すると、雄大な景観と湯舟の多さへの評価が安定して高い。家族連れの感想では、部屋の広さと館内の静けさが落ち着くという声の傾向が読み取れる一方、山あいの立地ゆえアクセスに時間がかかる点は事前に織り込んでおきたいところ。食事は山の素材を使った内容で、好みが分かれる場面もあるが、温泉と景観を主目的に選ぶ家族には満足度の高い一軒といえる。
向く人 / 向かない人
- 向く: くじゅう連山の景観と湯めぐりを重視する家族、夏の避暑をかねた高原泊、未就学児と布団を並べて泊まりたい家庭
- 向かない: 駅から短時間で着きたい旅程、館内で完結せず周辺の繁華街も歩きたい人、洋食中心の食事を望む家庭
具体情報
- 最寄り: JR豊後中村駅から車で約30分/大分空港からタクシー送迎付プランあり
- 客室: 東館 和室は本間10畳+次間3畳+広縁。全室くじゅう連山ビュー
- チェックイン: 15:00〜(最終19:00)/アウト 〜10:00
- 温泉: 4種の源泉かけ流し・16の湯舟。展望露天「山恵の湯」
- 料金補足: 入湯税 大人150円・子ども(小学生以下)100円
- 所在地: 大分県玖珠郡九重町大字田野230
2. 筋湯温泉 九重 悠々亭 — 大分県玖珠郡九重町
「日本一の打たせ湯」で知られる筋湯温泉の宿。76室と規模が大きく、和洋室や露天付き客室から家族の人数に合わせて選べる。
Media Picks Score: 90 / 100 76室、温泉旅館。
目安価格 ¥26,000–¥37,000 / 泊 (2名1室・通常期)

なぜ選ばれるか
筋湯温泉は「日本一の打たせ湯」で知られる古い湯治場で、悠々亭はその中心にある76室規模の旅館。部屋数が多いぶん、露天付きの特別室から手頃な和室まで選択肢が広く、家族の人数や予算に合わせやすい。会席料理を部屋食や個室で味わえるプランもあり、子どもがいても周囲を気にせず食事ができる。駐車場は80台で予約不要、無料というのも車移動の家族には実務的にありがたい。
集約レビューの傾向
公開レビューデータを集計すると、温泉と料理への評価が中心で、規模の大きい宿らしく接客や設備の安定感を挙げる声の傾向がある。家族客の感想では、客室タイプの選択肢が多く人数に合わせやすい点が支持されている。一方で歴史ある湯治場ゆえ、建物の一部に年季を感じる場面もあり、新しさを最優先するなら下調べをしておきたい。湯と食を軸に選ぶ家族には収まりの良い一軒。
向く人 / 向かない人
- 向く: 打たせ湯など温泉そのものを体験したい家族、人数に合わせて客室を選びたい家庭、会席料理を落ち着いて食べたい親子
- 向かない: 新築同様の設備を求める人、温泉街の起伏ある立地を歩くのが負担な乳児連れ、夕食を簡素に済ませたい旅程
具体情報
- 最寄り: 大分自動車道 九重ICから車で約30分
- 客室: 露天風呂付き特別室・半露天付き和洋室など多彩。全76室
- チェックイン: 15:00〜/アウト 〜10:00
- 温泉: 筋湯温泉「日本一の打たせ湯」。会席料理
- 駐車場: 80台・無料・予約不要
- 所在地: 大分県玖珠郡九重町湯坪662(筋湯温泉)
3. 久住高原コテージ — 大分県竹田市
日本自然保護協会の「ネイチャーイン」認定。一棟ごとに区切られたコテージなので、子どもの声を気にせず家族だけの時間を過ごせる。
Media Picks Score: 89 / 100 85室、コテージ・宿泊村。
目安価格 ¥27,000–¥31,000 / 泊 (2名1室・通常期)

なぜ選ばれるか
日本自然保護協会の「ネイチャーイン」に認定された、コテージ型の宿泊村。一棟ずつ独立しているので、子どもが多少はしゃいでも隣を気にせずに済むのが、家族にとって何よりの安心材料になる。家族風呂(50分2,000円)があり、人目を気にせず子どもとゆっくり入れる。久住と阿蘇を望む高原の敷地は広く、子どもが安全に走り回れる環境がそろう。
集約レビューの傾向
公開レビューデータを集計すると、絶景の露天風呂と高原の開放感への評価が高い。家族連れの感想では、コテージの独立性とプライベート感が落ち着くという傾向が読み取れる。一方、宿泊村という形態ゆえ、館内完結型のホテルに比べると施設間の移動が発生する点は、乳児連れだと負担に感じる場合がある。自然のなかで家族だけの時間を持ちたい層に向く構成。
向く人 / 向かない人
- 向く: 周囲を気にせず子どもを遊ばせたい家庭、家族だけのプライベート感を重視する旅、高原で自然体験をさせたい親子
- 向かない: 全館完結で移動を最小にしたい乳児連れ、フルサービスの旅館的なもてなしを望む人、雨天時の屋内で過ごす時間が多い旅程
具体情報
- 最寄り: 大分自動車道 九重ICから車で約40分/JR豊後竹田駅から車で約30分
- 形態: コテージ型の宿泊村。全85室規模
- 家族風呂: 貸切の家族風呂あり(50分 2,000円)
- 認定: 日本自然保護協会「ネイチャーイン」認定
- 立地: 久住・阿蘇を望む高原。竹田式湯治の対象施設
- 所在地: 大分県竹田市久住町白丹7571-23
4. 天空の大地 久住高原ホテル — 大分県竹田市
久住高原の高台に建ち、源泉かけ流しの硫黄泉露天を持つ宿。和室6畳から家族向けの間取りまであり、子ども料金の設定も明確。
Media Picks Score: 86 / 100 51室、高原リゾートホテル。
目安価格 ¥23,000–¥31,000 / 泊 (2名1室・通常期)

なぜ選ばれるか
久住高原の高台に建ち、源泉かけ流しの硫黄泉露天から高原の景色を見渡せる宿。和室6畳から家族向けの間取りまであり、子ども料金が明確に設定されているのも親には分かりやすい(小学生は大人の70%、幼児は食事・布団付きで4,000円など)。標高が高く空気が澄んでいるため、夜は星がよく見え、子どもと夜空を眺める時間が旅の記憶に残る。
集約レビューの傾向
公開レビューデータを集計すると、源泉かけ流しの湯と高原からの眺望への評価が中心。家族客の感想では、子ども料金が明示されていて予算が立てやすい点や、静かな環境が落ち着くという声の傾向がある。一方、高原立地ゆえ周辺に商業施設は少なく、食事や買い物は館内中心になる。自然と温泉を目的に、宿でゆっくり過ごす旅程を組む家族に収まりが良い。
向く人 / 向かない人
- 向く: 源泉かけ流しの湯を重視する家族、子ども料金を事前に把握して予算を立てたい家庭、星空や高原の静けさを楽しみたい親子
- 向かない: 宿の外で外食や買い物を楽しみたい旅程、にぎやかな施設やプールを期待する家族、移動に時間をかけたくない短期日程
具体情報
- 最寄り: 大分自動車道 九重ICから車で約40分/JR豊後竹田駅から車で約30分
- 客室: 和室6畳〜。家族向けの間取りあり。全51室
- 子ども料金: 小学生は大人の70%/幼児(食事・布団)4,000円・(食事のみ)2,500円
- 温泉: 源泉かけ流し。露天は硫黄泉
- 立地: 久住高原の高台。夜は星空が見やすい
- 所在地: 大分県竹田市久住町久住4031
よくある質問
Q. 何歳から泊まれますか?
A. 4 軒とも乳幼児から宿泊できます。久住高原コテージや天空の大地 久住高原ホテルは子ども料金(添い寝・食事の有無)が分かりやすく設定されており、予算を立てやすいです。乳児連れは、コテージ型より館内移動の少ない九重星生ホテルや悠々亭のほうが動線は楽に組めます。
Q. 子どもと一緒に温泉に入れますか?
A. いずれも子どもの入浴が可能です。人目を気にせず入りたい場合は、久住高原コテージの貸切家族風呂(50分 2,000円)が使いやすい選択肢になります。九重星生ホテルは湯舟が16あり、空いている時間帯を選んで家族で湯めぐりしやすい構成です。
Q. アレルギーや子ども向けの食事に対応していますか?
A. 多くの宿で食物アレルギーへの相談や子ども向けの食事に応じています。内容は時期やプランで変わるため、予約時に年齢と除去したい食材を具体的に伝えておくと当日の行き違いを防げます。会席を個室や部屋で出してもらえる悠々亭は、子連れでも落ち着いて食べられます。
Q. ベビーカーでも移動しやすいですか?
A. 館内で完結する九重星生ホテルは比較的動かしやすい一方、筋湯温泉街は起伏があり、コテージ型の久住高原コテージは棟間の移動が発生します。乳児連れでベビーカー中心なら、館内移動の少ない宿を優先すると負担が減ります。
Q. 駐車場はありますか?
A. 高原エリアの宿のため、いずれも車でのアクセスが基本で駐車場を備えています。悠々亭は80台・無料・予約不要と分かりやすく、車での家族旅行に向きます。
本記事の参考情報
・大分県観光情報公式サイト(ツーリズムおおいた) — 九重・久住エリアの観光情報
・Wikipedia: くじゅう連山 — 地理・自然の背景
・Wikipedia: 筋湯温泉 — 「日本一の打たせ湯」の由来
編集部から
4 軒に共通するのは、観光地を渡り歩くのではなく、宿と高原の自然そのものを旅の中心に据えられること。標高が高いぶん夏でも夜は涼しく、虫の少ない時間帯に庭や露天で過ごせるのは、子ども連れにとって思いのほか大きな利点になる。展望露天で景観を取るなら九重星生ホテル、家族だけの時間を優先するならコテージ、湯と料理のバランスなら悠々亭、と軸を一つ決めると選びやすい。次の家族旅行は、子どもと一緒にどんな一日を過ごしたいだろうか。