静岡・焼津から清水までの港町は、7〜12歳の子どもと「まぐろ・しらす」を食べ歩く2泊3日にちょうど良い距離感です。東京から新幹線と在来線で乗り継げて、昼は市場でしらす丼、夕方は宿でまぐろの漬け丼、という組み立てが無理なく回ります。しらす漁が最盛期を迎える秋は、焼津さかなセンターと清水・河岸の市で、生しらすと釜揚げしらすの食べ比べや、目の前で切り分けるまぐろの解体が見られる季節。生しらすは水揚げ次第で提供が変わるため、市場の営業時刻と漁の有無を前日までに確かめておくと安心です。子どもが食べやすい釜揚げしらすがあるかも、あわせて見ておきたいところ。市場への動線と、子どもの食べやすさを軸に、家族の拠点になる宿を3軒選びました。

# 宿 エリア Score 客室 目安価格 1行特徴
1 ホテルnanvan焼津 焼津・越後島 90 154 ¥15–¥19k まぐろの漬けが並ぶ無料朝食、焼津ICから車1分の身軽な拠点
2 焼津グランドホテル 焼津・浜当目 91 145 ¥67–¥93k 駿河湾と富士を望む温泉、会計を気にしないオールインクルーシブ
3 日本平ホテル 清水・日本平 89 80 ¥50–¥90k 富士・三保松原を一望する高台、港町の食を締める眺望の宿

※ 目安価格は公開販売価格の集計に基づく参考値で、実際の予約料金とは異なります。1泊2名利用時の1室あたり料金(税込)です。宿のプラン(食事の有無・オールインクルーシブ等)により幅があります。

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2泊3日の組み立て — 市場で食べ、宿で味わう

この旅は「昼は市場、夜は宿」を毎日くり返すのが基本の型です。初日は焼津さかなセンターでしらす丼とまぐろの解体を見て、身軽な拠点に泊まる。2日目は焼津の海と温泉でひと息つき、宿の食卓でまぐろの漬け丼。3日目は清水の河岸の市でまぐろをもう一度味わい、日本平の高台から駿河湾を見下ろして締める——という流れです。2泊のうち、費用を抑えるなら焼津2泊、眺めと特別感を足すなら焼津1泊+清水1泊。どちらの組み立てでも、下の3軒が拠点になります。生しらすは水揚げ次第なので、初日を平日午前に寄せると出会える確率が上がります。

1. ホテルnanvan焼津 — 焼津・越後島

焼津ICから車1分。まぐろの漬けが並ぶ無料朝食を持つ、市場めぐりの身軽な拠点。

Media Picks Score: 90 / 100  154室、市場に近いビジネスホテル。

目安価格 ¥15,000–¥19,000 / 泊 (2名1室・通常期)


ホテルnanvan焼津 — 焼津・越後島 · まぐろの漬けが並ぶ無料朝食ビュッフェ
PHOTO: ホテルnanvan焼津 — 公式サイトを見る →

なぜ選ばれるか

焼津ICを降りて車で1分。焼津さかなセンターへも数分という立地が、初日の拠点として動きやすい一軒です。無料の朝食ビュッフェにまぐろの漬けが並び、焼きたてのパンと合わせて子どもがしっかり食べられます。ベビーグッズの無料貸出や紙おむつの販売もあり、荷物を減らして来られるのも親には助かります。夕食は寿司や定食を予約制で用意。まず市場で昼を楽しみ、夜は身軽に、という初日の組み立てに合います。

集約レビューの傾向

公開レビューデータを集計すると、朝食のまぐろの漬けと焼きたてパンへの評価が安定して高いことが読み取れます。ビジネスホテルの範疇ながら清潔さと立地の良さが支持され、家族連れからは駐車場と食事の使い勝手が評価されやすい傾向。一方で温泉や大浴場の華やかさを旅の主役にしたい滞在には、物足りなさが残るというのが編集部の見立てです。

向く人 / 向かない人

  • 向く: 市場めぐりを主役にした身軽な滞在、朝にしっかり食べたい家族、費用を抑えて拠点を確保したい旅程
  • 向かない: 温泉・露天を旅の主役にしたい人、館内で長く過ごす滞在型の旅、夕食を宿でゆっくり構えたい日(夕食は予約制)

具体情報

  • 最寄り: 東名焼津ICから車で約1分/JR焼津駅から車で約7分
  • 客室: シングル〜ツイン・和室(家族向けの間取りは要問合せ)
  • チェックイン: 15:00〜 / アウト 〜10:00
  • 食事: 朝食ビュッフェ無料(まぐろの漬け・焼きたてパン)、夕食は寿司・定食(要予約・有料)
  • 子ども設備: ベビーグッズ無料貸出、紙おむつ販売


Day 1 — 焼津さかなセンターで、しらすとまぐろの入口へ

初日は焼津さかなセンターから。焼津ICのすぐそばで、車なら宿から数分です。しらす丼やまぐろ丼は取り分けやすく、子どもの量にも合わせやすい。生しらすは当日の水揚げ次第なので、各店で在庫を確かめてから席につくと安心です。運が良ければ、まぐろを目の前で切り分ける場面に出会えることも。夜はホテルnanvan焼津で身軽に休み、翌朝の無料ビュッフェでもう一度まぐろの漬けを味わう——初日は「市場で食べて、宿で軽く」の型で組み立てます。

2. 焼津グランドホテル — 焼津・浜当目

駿河湾と富士を望む温泉と、会計を気にしないオールインクルーシブ。焼津の海で休む2泊目の宿。

Media Picks Score: 91 / 100  145室、焼津温泉のオールインクルーシブ。

目安価格 ¥67,000–¥93,000 / 泊 (2名1室・通常期・夕食込み)


焼津グランドホテル — 焼津・浜当目 · 駿河湾と富士山を望む展望風呂
PHOTO: 焼津グランドホテル — 公式サイトを見る →

なぜ選ばれるか

浜当目の海沿いに建つ、焼津温泉のオールインクルーシブの宿です。駿河湾と富士を望む展望風呂があり、夕食のビュッフェや会席、ラウンジの飲み物までが料金に含まれるため、子連れで会計を気にせず過ごせるのが大きい。まぐろをはじめ地の魚を使った料理が並び、市場で見て・買って・食べた魚を、夜は宿の食卓で味わう流れが自然に作れます。館内で完結できるので、初日にたっぷり歩いた翌日、宿でゆっくり過ごす2泊目の拠点に向く一軒です。

集約レビューの傾向

公開レビューデータを集計すると、オールインクルーシブの分かりやすさと、駿河湾を望む風呂への評価が高いことが読み取れます。家族連れからは食事の品数と追加料金の少なさが支持されやすい傾向。一方、料金帯は市中のビジネスホテルより明確に上がるため、費用を抑えたい旅程では2泊のうち1泊に絞る、といった使い方が現実的だと編集部は考えます。

向く人 / 向かない人

  • 向く: 会計を気にせず過ごしたい家族、温泉と海の眺めを主役にしたい日、館内でゆっくり過ごす2泊目
  • 向かない: 費用を抑えたい旅程、素泊まりで市場中心に動きたい日、夕食の時間を自由に外へ取りたい旅

具体情報

  • 最寄り: 東名焼津ICから車で約10分(浜当目海岸沿い)/焼津さかなセンターから車で約15分
  • 客室: 和室・洋室・和洋室(145室)、オーシャンビュー選択可
  • 料金の型: オールインクルーシブ(夕食・ラウンジ飲料込み)
  • 温泉: 焼津温泉、駿河湾と富士を望む展望風呂
  • チェックイン: 15:00〜(プランにより異なる)
  • 創業: 1969年


Day 2 — 焼津の海と温泉で、まぐろの漬け丼を宿で

2日目は少し歩みをゆるめて、焼津の海沿いへ。焼津グランドホテルの展望風呂で駿河湾と富士を眺め、夜はまぐろや地魚の料理を宿の食卓で味わいます。昼のうちに焼津さかなセンターや浜当目の海岸を回っておくと、午後は館内でゆっくり。オールインクルーシブなら、ラウンジの飲み物やおやつの会計を気にせず、子どもと過ごす時間そのものに集中できます。翌日の清水に向けて、体力を戻しておく一日です。

3. 日本平ホテル — 清水・日本平

富士・駿河湾・三保松原を一望する高台。港町の食を締めくくる、眺望の宿。

Media Picks Score: 89 / 100  80室、清水の高台に建つ眺望のホテル。

目安価格 ¥50,000–¥90,000 / 泊 (2名1室・通常期)


日本平ホテル — 静岡・清水 · 富士山と清水港を一望する高台のホテル外観
PHOTO: 日本平ホテル — 公式サイトを見る →

なぜ選ばれるか

清水の高台に建つ、富士山と駿河湾、三保松原を一望する眺めのホテルです。2012年に全面改築され、大きな窓の向こうに広がる景色が名物。清水魚市場「河岸の市」へは車で20分ほどで、最終日にまぐろを食べてから、締めに眺望を楽しむ流れが作れます。レストランの料理は落ち着いた大人向けですが、開放的な景色は子どもにも分かりやすく、旅の記憶に残りやすい。港町の食で満たした2泊3日を、最後に静かな眺めで締めたい家族に向く一軒です。

集約レビューの傾向

公開レビューデータを集計すると、窓外の富士と駿河湾の眺め、そして接客の落ち着きへの評価が高いことが読み取れます。記念日利用や大人の滞在での支持が厚く、家族連れからは景色と静けさが好まれる傾向。一方で市場や街の中心からは車移動が前提になるため、公共交通だけで動く旅程では計画に一手間かかる、というのが編集部の見立てです。

向く人 / 向かない人

  • 向く: 眺望を旅の締めにしたい家族、静かな環境で過ごしたい滞在、記念日を兼ねた家族旅
  • 向かない: 市場や街歩きを徒歩中心で回りたい旅程、にぎやかな館内施設を子どもに求める滞在、費用を抑えたい旅

具体情報

  • 最寄り: JR清水駅からタクシー約20分/JR静岡駅から約25分、静岡・東静岡駅から無料シャトルバスあり
  • 市場まで: 清水魚市場「河岸の市」まで車で約20分
  • 客室: 80室、富士山・駿河湾・三保松原を望む
  • チェックイン: 14:00〜 / アウト 〜12:00
  • 食事: レストラン(フレンチ・日本料理)
  • 改築: 2012年(現在の建物)


Day 3 — 清水・河岸の市でまぐろ、日本平で駿河湾を見下ろす

最終日は清水へ移動。清水魚市場「河岸の市」はJR清水駅から徒歩3分ほどで、まぐろを扱う店が集まる「まぐろ館」があります。まぐろ丼やまぐろの解体を、旅の締めにもう一度。生しらすがある日なら、焼津との食べ比べもできます。昼を市場で済ませたら、車で20分ほどの日本平ホテルへ上がり、富士と三保松原、清水港を一望する高台で旅を締めくくります。眺望を宿泊で楽しむなら焼津1泊+清水1泊、日帰りの立ち寄りにするなら焼津2泊——家族の予算と体力で選べます。

よくある質問

Q. 生しらすはいつでも食べられますか?

A. 生しらすは水揚げ次第で、時化や禁漁の時期は提供がありません。秋はしらす漁の最盛期にあたりますが、当日の水揚げ状況で変わるため、焼津さかなセンターや清水・河岸の市の各店に前日〜当日朝に確認を。生が難しい日でも、釜揚げしらすは手に入りやすく、子どもにも食べやすい選択です。

Q. 7〜12歳の子どもでも市場を楽しめますか?

A. まぐろの解体や大きな魚の陳列は、この年齢の子どもには見応えがあります。しらす丼やまぐろ丼は取り分けやすく、量の調整もしやすい。市場内の食堂は席数が限られるので、開店直後の時間帯を狙うと待ち時間を抑えられます。

Q. 車がなくても回れますか?

A. 焼津・清水とも駅から市場までは徒歩やタクシーで動けますが、焼津さかなセンターや日本平ホテルは車移動が前提です。レンタカーがあると2泊3日の自由度が上がります。日本平ホテルは静岡・東静岡駅から無料シャトルバスもあります。

Q. 生ものが苦手・アレルギーがある場合は?

A. 生しらす・生まぐろが難しい場合も、釜揚げしらすやまぐろの煮付け、焼き魚など火を通したメニューが港町には揃います。宿の食事はアレルギー対応の可否を予約時に確認しておくと安心です。

Q. ベストシーズンはいつですか?

A. しらす漁が最盛期を迎える秋は、生しらすに出会える確率が上がり、気候も歩きやすい時期です。編集部が推すのは市場が動く平日の午前。休日は市場も宿も混みやすいので、初日を平日に寄せると全体を回しやすくなります。

本記事の参考情報

焼津市観光協会 — 焼津の市場・見どころ・アクセス
清水魚市場 河岸の市 — まぐろ館・市場の営業情報
Wikipedia: 焼津さかなセンター — 施設の概要

編集部から

焼津から清水までの港町は、魚が「どこから来て、どう食べるか」を、子どもが自分の目と舌で確かめられる場所です。市場でまぐろの解体を見て、昼にしらす丼、夜は宿でまぐろの漬け丼——食の流れが、そのまま旅の流れになります。生しらすに会えるかは水揚げ次第ですが、会えなかった日の釜揚げも、また港町らしい味。3軒はいずれも、市場への動線と子どもの食べやすさを軸に選びました。次の家族旅は、隣の由比の桜えびや、三保松原の散歩と組み合わせても良さそうです。あなたの家族なら、初日をどの市場から始めますか?

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