海に入らない季節の伊勢志摩は、潮風の中を歩き、岩場の生きものを探し、屋内で魚を見る旅になります。日焼け止めの塗り直しも、水の事故への気配りもいらない分だけ、4〜10歳を連れた親の負担は確実に軽くなります。この記事では、鳥羽市の安楽島から志摩市の的矢まで、パールロード沿いを北から南へ車でたどる順に5軒を並べました。選んだ基準は3つ。海が見える客室があること、風の強い日に外へ出ずに過ごせる館内設備があること、そして夕食に子どもが食べやすい魚の出し方があることです。日没が早まる季節なので、帰着時間の逆算も後半にまとめています。

順路 宿 エリア Score 客室 目安価格 子連れの決め手
1 Bali&Resort SAYAの風 鳥羽・安楽島 92 29 ¥50–¥66k 全室から鳥羽湾。プレイルームと卓球で雨の日も館内で完結
2 はなしんすい 芭新萃 鳥羽・浦村 91 25 ¥52–¥66k 15畳の海向き和室。小学生は大人料金の50%と明快
3 石鏡第一ホテル 神倶良 鳥羽・石鏡 90 55 ¥38–¥67k 毎朝7時10分から野生のトンビの餌付け(無料)
4 味の宿 みち潮 鳥羽・相差 93 28 ¥41–¥58k 千鳥ヶ浜まで徒歩1分。ベビー用品10種以上を無料貸出
5 料理旅館 いかだ荘 山上 志摩・的矢 86 16 ¥44–¥54k 専用桟橋で釣り。夕食は17時30分から始められる

番号は評価の順位ではなく、鳥羽駅側から南へ車で回る順路です。宿と宿の間は、1→2 が15分ほど、2→3 が5分ほど、3→4 が15分ほど、4→5 は的矢湾を回り込むため25分ほど(いずれも道路状況による目安)。

↕︎ 地図右下の角をドラッグすると高さを調整できます

※ 目安価格は公開販売価格の集計に基づく参考値で、実際の予約料金とは異なります。1泊2名利用時の1室あたり料金(税込)です。鳥羽市内の宿では、これとは別に1人1泊200円の宿泊税がかかります。

日没から逆算する、1泊2日の組み立て

この旅で最初に決めておきたいのは、2日目に何時まで外にいられるかです。鳥羽の日没は10月上旬でおよそ17時35分、10月末で17時00分、11月末には16時45分ごろまで早まります。岩場や遊歩道は日が傾くと足元が急に見えづらくなるので、外遊びは15時に切り上げる前提で組むと無理がありません。1日目は昼過ぎに鳥羽へ入り、鳥羽水族館か海の博物館で屋内の時間を作ってから15時台にチェックイン。2日目は朝の時間を宿の中で使い、10時のチェックアウト後に岩場や展望所を回って15時に切り上げる。この形なら、名古屋方面へ戻っても日没前に高速に乗れます。

もうひとつ。この5軒はいずれも最終チェックインの締めが早めです。SAYAの風は17時30分、はなしんすいは19時、みち潮は18時を過ぎるなら要連絡。夕方に予定を足すより、午前に前倒しするほうが結果的に子どもの機嫌も保てます。

1. Bali&Resort SAYAの風 — 鳥羽市安楽島町

全29室から鳥羽湾。飲み物もプレイルームも料金に含まれ、風の強い日は外に出ずに一日過ごせます。

Media Picks Score: 92 / 100  29室、高台のアジアンリゾートホテル(オールインクルーシブ)。

目安価格 ¥50,000–¥66,000 / 泊 (2名1室・通常期)


Bali&Resort SAYAの風 — 鳥羽市安楽島町 · 上げ床の客室から鳥羽湾を望む窓辺
PHOTO: Bali&Resort SAYAの風 — 公式サイトを見る →

なぜ選ばれるか

泳がない季節の海旅で親が困るのは、外に出られない時間の使い方です。この宿は全5タイプの客室すべてが鳥羽湾に面していて、部屋にいるだけで海を見せられます。加えてビリヤードとテレビゲーム、卓球を置いたプレイルーム、カラオケルーム、岩盤浴、バレルサウナ、貸切風呂が館内にそろい、どれも宿泊料金に含まれます。子どもが飽きるたびに財布を出す必要がない、という一点が、風の日の判断をずいぶん軽くします。

集約レビューの傾向

公開レビューデータを集計すると、評価が集まっているのは眺望と、追加料金が発生しない滞在の設計です。ドリンクや娯楽が定額に含まれる運用は、家族連れの滞在ほど効いてくる項目として繰り返し支持されています。一方で、夕食が創作フレンチ中心である点と、最終チェックインが17時30分と早い点は、好みと行程を選ぶ傾向が見て取れます。魚を刺身で食べたい家族は、お造りの付くプランを選ぶ形になります。

向く人 / 向かない人

  • 向く:
    天候が読めない時期に宿の中で完結させたい家族、4人以上で1室にまとまりたい家族、飲み物代や遊び代を気にせず過ごしたい人
  • 向かない:
    夕方まで観光してから宿に入りたい旅程(最終チェックイン17時30分)、和食の会席を期待する家族、サヌール(ツイン)を希望する子連れ(この部屋タイプは添い寝を受けていません)

具体情報

  • 客室サイズ: 33〜36 ㎡(全5タイプ・全室オーシャンビュー)
  • 定員: タナ上げ床(グループ)は36㎡でシングル布団4枚、大人4名+添い寝3名まで
  • チェックイン: 15:30〜(最終17:30) / アウト 〜11:00
  • 食事: 夕食は創作フレンチ、朝食にキッズプレート。ドリンク60種以上が定額に含まれる
  • 子ども向け貸出: ベビーベッド、ベビーバス、おむつ用ゴミ箱、子ども用踏み台、カードゲーム(数に限りあり)
  • 館内着: こどもサイズは M(幼児程度)と L(小学生程度)
  • 風呂: 天然温泉「新美里温泉」の大浴場、貸切風呂・岩盤浴・バレルサウナは予約制
  • ペット: 同伴不可


2. はなしんすい 芭新萃 — 鳥羽市浦村町

伊勢湾に向かって開いた15畳の和室。子ども料金は小学生が大人の50%と明快です。

Media Picks Score: 91 / 100  25室、入江に佇む8タイプの旅館。

目安価格 ¥52,000–¥66,000 / 泊 (2名1室・通常期)


はなしんすい 芭新萃 — 鳥羽市浦村町 · 潮香庵の和室、窓の外は夕暮れの伊勢湾
PHOTO: はなしんすい 芭新萃 — 公式サイトを見る →

なぜ選ばれるか

魚屋卸を営む主人が毎朝市場に立ち、石鏡・国崎・相差・波切といった伊勢志摩各地の漁港から、その日いちばんの魚を仕入れる。それがこの宿の柱です。子連れの視点で見ると、注目したいのは「展望内風呂付き潮香庵」。15畳の和室で、定員は2〜7名。露天風呂付きの部屋より段差が少なく、小さな子どものいる家族向けとして公式に案内されています。10〜3月には肝付きのカワハギが献立に入り、秋の献立が夏と別物になる点も、この時期に来る理由になります。

集約レビューの傾向

公開レビューデータを集計すると、魚の質と献立の組み立て、そして部屋から見える伊勢湾の眺めに評価が集中します。25室という規模から、混み合いにくい滞在が続く点も繰り返し支持されている項目です。一方で、部屋食に対応していない点と、レイトチェックアウトを設けていない点は、家族の過ごし方によって評価が分かれる傾向があります。最寄りのコンビニまで車で20分という立地も、事前に把握しておきたい要素です。

向く人 / 向かない人

  • 向く:
    魚を主役に旅を組みたい家族、祖父母を含めた3世代(定員9名の部屋あり)、静かな規模の宿を選びたい人
  • 向かない:
    食物アレルギーのある家族(公式に対応不可と明記されています)、夕食を客室でとりたい家族、朝ゆっくり出たい旅程(レイトチェックアウトなし)

具体情報

  • 客室: 全25室・8タイプ、定員2〜9名。展望内風呂付き潮香庵は15畳(定員2〜7名)
  • 子ども料金: 小学生は大人の50%(夕食・朝食・布団・施設料込)、幼児は合計9,500円(施設料2,000円+夕食3,500円+朝食2,000円+布団2,000円)
  • チェックイン: 15:00〜19:00 / アウト 〜10:00(延長なし)
  • 食事: 夕食18:00〜、朝食7:30または8:00〜。食事処「孝舞亭」で提供、部屋食なし
  • アレルギー: 対応不可(公式に理由を明示)
  • 送迎: 近鉄鳥羽駅から無料送迎バス 15:00 / 16:30発、宿発 9:00 / 10:00(完全予約制)
  • 駐車場: 無料20台
  • 周辺: 鳥羽水族館まで車で約20分、志摩スペイン村まで約18分


3. 石鏡第一ホテル 神倶良 — 鳥羽市石鏡町

毎朝7時10分、バルコニーで野生のトンビに餌をやる10分間。宿泊者は無料で参加できます。

Media Picks Score: 90 / 100  55室、岬の高台に建つ温泉ホテル。

目安価格 ¥38,000–¥67,000 / 泊 (2名1室・通常期)


石鏡第一ホテル 神倶良 — 鳥羽市石鏡町 · 志摩半島の稜線と海を見下ろす高台に建つ本館
PHOTO: 石鏡第一ホテル 神倶良 — 公式サイトを見る →

なぜ選ばれるか

この宿の名物は、毎朝バルコニーで行う野生のトンビの餌付けです。7時10分から10分ほど、20〜30羽が旋回しながら降りてくる。海の生きものを見せたいけれど水には入れない、という秋の旅にこれ以上ない時間で、参加は無料、記念のバッジも配られます。餌付けの前には日の出拝観があり、5時30分から7時ごろまで東館3階のダイニングが開きます。早起きが苦にならない年齢の子どもなら、朝の2時間だけで旅の記憶が決まります。

集約レビューの傾向

公開レビューデータを集計すると、高台からの眺望と朝のイベント、そして海の幸を中心とした料理に評価が集まります。神島と渥美半島まで見渡せる立地は、この価格帯では珍しい水準として支持されています。一方で、館内に段差と坂が多い点は、評価が分かれる要素として明確に表れます。本館と東館は階段付きの連絡通路でつながり、大浴場へも階段を使う構造です。ベビーカーを畳んで運ぶ場面がある前提で考えたほうが無難です。

向く人 / 向かない人

  • 向く:
    生きものを間近で見せたい4〜10歳、早起きが得意な家族、価格の幅を広く取って選びたい人(¥38,000台から選択肢があります)
  • 向かない:
    ベビーカーが手放せない乳児連れ(段差と坂が多く、全館バリアフリーではありません)、部屋食を希望する家族(東館和室のプランのみ対応)、飲み物や食べ物を持ち込みたい人(離乳食以外は不可)

具体情報

  • トンビの餌付け: 本館3階バルコニー、毎朝7:10〜約10分(無料・雨天中止あり)
  • 日の出拝観: 東館3階ダイニング「波音」、5:30〜7:00ごろ
  • チェックイン: 15:00〜 / アウト 〜10:00
  • 風呂: 大浴場15:00〜24:00・翌5:30〜10:00、露天風呂15:00〜24:00・翌日の出拝観後〜10:00。貸切風呂は当日先着順
  • 館内の遊び: 卓球15:00〜23:00(1,100円)、カラオケ15:00〜23:00。ランギットテラスは7:30〜9:30と15:30〜18:30が無料開放
  • 駐車場: 無料60台(予約不要)
  • 送迎: 近鉄鳥羽駅1番口 15:00 / 16:00 / 17:00発(予約制・片道25〜30分)、宿発 9:00 / 10:00
  • 周辺: 鳥羽水族館まで車で約20分、志摩スペイン村まで約25分、伊勢神宮まで約50分


4. 味の宿 みち潮 — 鳥羽市相差町

千鳥ヶ浜まで徒歩1分。子ども用品は10種類以上を無料で貸し出し、夕食は個室です。

Media Picks Score: 93 / 100  28室、海女と漁師の町にある海側中心の旅館。

目安価格 ¥41,000–¥58,000 / 泊 (2名1室・通常期)


味の宿 みち潮 — 鳥羽市相差町 · 畳とベッドを併せた海側客室、窓の先は千鳥ヶ浜
PHOTO: 味の宿 みち潮 — 公式サイトを見る →

なぜ選ばれるか

5軒の中で、子連れの運用がいちばん細かく整理されているのがこの宿です。バンボ、ベビーチェア、ベビーシャンプー、加湿器、空気清浄機、子ども用食器、ミルク用ポット、バウンサー、授乳ケープ、子ども用の調理ハサミまでが無料の貸出品。子ども用浴衣はS(90〜105cm)、M(105〜115cm)、L(115〜130cm)の3サイズ。夕食は個室の食事処で、体格に合わせた椅子を貸してくれます。そして目の前が千鳥ヶ浜。泳がない季節でも、朝いちばんに砂浜を歩いてから朝食に戻る、という時間の作り方ができます。

集約レビューの傾向

公開レビューデータを集計すると、料理の充実ぶりと海側客室からの眺め、そして子連れ対応の細かさに評価が集まります。とくに、個室での夕食と貸切風呂を組み合わせた滞在は、周囲に気を遣わずに済む点で繰り返し支持されています。一方で、貸切風呂は温泉を使っていない仕様であること、貸切の予約が当日チェックイン時の申し出のみであることは、事前に知っておきたい前提です。大浴場の露天風呂は温泉で、こちらは海が見えます。

向く人 / 向かない人

  • 向く:
    荷物を減らしたい乳幼児連れ、おむつが外れる前の子と大浴場に入りたい家族(利用制限を設けていません)、海辺を朝に歩きたい家族
  • 向かない:
    貸切風呂を事前に確保しておきたい人(当日申し出のみ)、貸切風呂も温泉であってほしい人、夕方に到着する旅程(18時を過ぎる場合は連絡が必要)

具体情報

  • 最寄りの海: 千鳥ヶ浜海水浴場まで徒歩1分(宿の目の前)
  • 子ども料金: 小学生は大人の70%、未就学児は大人の50%(お子様ランチ・朝食・布団・浴衣・タオル付)。未就学児の食事のみは6,600円、布団のみは4,400円、3歳以上の入館料は2,200円、0〜2歳は無料
  • 子ども用浴衣: S 90〜105cm / M 105〜115cm / L 115〜130cm
  • チェックイン: 15:00〜 / アウト 〜10:00。朝食は7:30〜8:30
  • 食事: 夕食は個室の食事処。未就学児はハンバーグや海老フライのお子様ランチ、小学生は大人に準じて品数を減らした献立
  • 風呂: 海の見える露天風呂付き大浴場(温泉)、貸切風呂は和風・洋風の2つ(温泉ではありません)。子ども用の風呂椅子あり
  • 送迎: 近鉄鳥羽駅から無料送迎 15:00 / 16:30発(2日前までに要予約・約30分)、宿発 9:30


5. 料理旅館 いかだ荘 山上 — 志摩市磯部町的矢

専用桟橋で釣りができる16室の宿。夕食は17時30分から始められます。

Media Picks Score: 86 / 100  16室、的矢湾を見下ろす料理旅館。

目安価格 ¥44,000–¥54,000 / 泊 (2名1室・通常期)


料理旅館 いかだ荘 山上 — 志摩市磯部町的矢 · ベッドを備えた10畳和室から的矢湾を見下ろす
PHOTO: 料理旅館 いかだ荘 山上 — 公式サイトを見る →

なぜ選ばれるか

宿の下に専用の桟橋があり、レンタルの釣具を借りて魚を狙えます。水に入らずに海と関われる遊びとして、これが5軒の中でいちばん分かりやすい。しかも夕食の開始が17時30分からで、日没直後に席に着けます。空腹で機嫌が崩れる前に食べ始められるという一点は、4〜10歳を連れる家族にとって想像以上に大きい要素です。的矢かきの宿として半世紀続く一軒で、11月から3月にかけては売店で殻付きの的矢かきも扱います。

集約レビューの傾向

公開レビューデータを集計すると、的矢かきをはじめとする料理と、湾を見下ろす浴場の眺めに評価が集まります。「味と眺めと人情の宿」という自称どおり、接客への言及が多いのも特徴です。一方で、建物と設備の年季については評価が分かれる傾向が明確に出ています。部屋出しに対応していない点、大浴場も貸切風呂も温泉ではない点も、期待値の置きどころとして先に知っておきたい情報です。眺めと料理を主目的に据えると、満足度は安定します。

向く人 / 向かない人

  • 向く:
    釣りをさせてみたい家族、夕食を早く始めたい家族(17時30分開始)、かきの時季に合わせて旅程を組む人
  • 向かない:
    温泉を目的にする家族(大浴場・貸切風呂とも温泉ではありません)、部屋食を希望する家族、設備の新しさを重視する人

具体情報

  • 客室: 全16室(本館13室・新館特別室3室)。本館10畳は海側が4〜5名、山側が3〜4名。新館は12畳+7.5畳のバス・トイレ付
  • チェックイン: 15:00〜 / アウト 〜10:00
  • 食事: 夕食17:30〜19:00、朝食7:30〜8:30。1階の食事処(個室あり)、部屋出しはなし
  • 釣り: 宿の専用桟橋で可能、レンタル釣具あり
  • 風呂: 露天風呂付展望大浴場が男女各1、入浴は6:00〜10:00と11:00〜23:00。貸切家族風呂は50分2,500円
  • 駐車場: 無料・約40〜50台
  • 送迎: 近鉄志摩磯部駅から約10分(18時まで)
  • その他: 館内全面禁煙(1階入口に喫煙室)、ペット同伴不可、アレルギーは事前連絡で対応


よくある質問

Q. 何歳から泊まれますか。年齢制限はありますか。

A. 5軒とも乳児から受け入れています。ただし部屋タイプ単位の制限はあり、SAYAの風のサヌール(ツイン)は添い寝を受けていません。神倶良は館内に段差と坂が多く、全館バリアフリーではないと公式に案内されています。はなしんすいは一人旅を受けていない一方で、定員9名の客室があり3世代でも入ります。年齢よりも、部屋タイプと館内の動線で選ぶほうが実際的です。

Q. 添い寝や子ども料金はどう決まりますか。

A. 3軒が料金表を公開しています。みち潮は小学生が大人の70%、未就学児が大人の50%、3歳以上で食事も布団も不要なら入館料2,200円、0〜2歳は無料。はなしんすいは小学生が大人の50%、幼児は合計9,500円。SAYAの風は部屋タイプごとに添い寝人数を定めていて、タナ上げ床(グループ)なら大人4名に加えて添い寝3名まで入ります。予約前に、子どもの人数と食事・布団の要否を決めておくと見積もりが早く出ます。

Q. 食物アレルギーには対応してもらえますか。

A. 宿によって方針がはっきり分かれます。はなしんすいは、アレルゲンを隔離する調理スペースがないことなどを理由に対応不可と公式に明記しています。いかだ荘山上は事前の電話連絡で対応するとしています。神倶良とみち潮、SAYAの風は個別相談です。除去が必要な家族は、この一点だけで候補が絞れるので、日程より先に確認することを勧めます。

Q. ベビーカーで館内を移動できますか。

A. 神倶良は本館と東館を階段付きの連絡通路でつなぐ構造で、大浴場へも階段を使います。ベビーカーは畳んで運ぶ場面が出ます。玄関からロビー・本館客室まではエレベーターで上がれ、本館3階に車椅子用トイレがあります。他の4軒は起伏の少ない造りですが、いずれも坂の多い土地に建っているため、屋外の移動は抱っこ紐を併用するほうが確実です。みち潮はバンボやバウンサーを無料で貸し出しているので、館内での移動手段を宿側に頼る選択もできます。

Q. 駐車場はありますか。料金はかかりますか。

A. 5軒とも無料の駐車場があります。台数は神倶良が60台、いかだ荘山上が約40〜50台、はなしんすいが20台。パールロード沿いはどの区間も無料で走れるので、レンタカーか自家用車で回るのがいちばん素直な組み立てです。なお鳥羽市内の4軒には、宿泊料金とは別に1人1泊200円の宿泊税がかかります(2026年4月1日開始)。志摩市の的矢は対象外です。

本記事の参考情報

鳥羽市観光協会 — 相差・石鏡・安楽島・浦村を含む鳥羽エリアの公開情報
志摩市観光協会 — 磯部町的矢を含む志摩エリアの公開情報
鳥羽市「宿泊税について」 — 2026年4月1日開始・1人1泊200円の根拠
観光三重(三重県観光連盟) — 県内の遊歩道・磯の立ち入り可否など季節情報

編集部から

5軒を並べてみて見えてきたのは、泳がない季節の海旅は「宿の中の時間」で決まるということでした。海はどの宿の窓からも見えます。差がつくのは、雨や強風で外に出られなくなった午後に何ができるか。プレイルームと卓球(SAYAの風)、トンビの餌付けと日の出拝観(神倶良)、専用桟橋の釣りと暖炉のあるロビー(いかだ荘山上)。どれも夏のプログラムではなく、秋冬にこそ機能する設計です。価格は1泊2名で¥38,000台から¥67,000台まで幅があり、同じエリアでも子ども料金の考え方はかなり違いました。予約前に「小学生は何%か」「幼児の食事なしはいくらか」を並べて比べるだけで、総額は数万円動きます。ところで、海に入らない季節に子どもを海へ連れて行くとき、あなたの家では何を目的に据えますか。

次に読むなら